有段者と初段昇段審査志願者の稽古であったので、自由技(呼吸投)の研究稽古とした。
自由技では受は止まらず押し込む。取も受の前進を止めずに技に入ってゆく。先ず、受が片手取りの際にまっすぐ押し込んで来て、取は転換して受を進行方向に流す基本動作。
片手取呼吸投げ2種。①転換して受の膝を切り、一教運動して受の顔面上に手を載せて倒す。➁受の前進に合わせて引きながら、四方投の要領で受の手首を取り、受の脇下に取の腕を差し入れて投げる。
諸手取からの呼吸投げ2種。①転換して振り被り、反対の腕を差し出した上に振り下ろしつつ投げる。➁転換して受の膝を切るように、反対の手を受けの脇に差し入れて投げる。
両手取り呼吸投げ4種。①受の前進を止めないで、大きく踏み込んだ脚と反対側の手を振り被り入り身転換の後、振り下ろし投げる。➁両手を幽霊の手のように上げつつ受けに持たせ、受けの脇を潜るように腰を落として、受けの前進の勢いで後方に投げる。③低い位置で持たせつつ転身。後脚側の手を受けの脇に差し込むように崩し投げる。④前脚側の掌を上に持たせつつ転身して、腰投げの要領で導き、後ろ脚を大きく踏む込むと同時に振り上げた両手を下ろして投げる。
最後に呼吸投げの掛稽古とした。
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