3月6日(月)稽古日誌

 有段者だけの稽古。前半は「手解き」の研究とした。

 交差取からI。掌を上に持たせる。持たせた位置を動かさずに円の中心として転身する。受の握った親指側から抜いてゆく。小手返しに向く。

 交差取からII 。肘を体幹につけるように少し曲げて、掌を上に持たせる。持たせた位置を円錐の頂点として、肘で円錐底面を描くように掌を返す。親指が下を向き、小さく入身投のような腕の形となる。受の掌に重みをかけつつ後脚で踏み込み転身する。入身投、四方投げに向く。 これの応用で双手取からの手解き(小手返しを想定して)を研究する。

 片手取から。上段(下から切る)。高い位置で持たせて、持たせた位置を動かさずに肘を入れて一教運動すると、受けの親指側から抜いてゆける。 中段(横から切る)。受取ともに一本の丸木橋の上にいる感覚で。受が手を取りに来たら軽く引き込んで受の腕を伸ばさせて、自分の肘を取の肘に合わせるように入身する。反対の手で受の手を外して、受が向かおうとした方向に流してやる。 下段(上から切る)。掌を上にして持たせて、交差取IIの要領で掌を返すと、受の親指側に抜ける。

 後半は腰投(前回り受身で)の稽古とした。両手取りから右回り、左回りでT字の足位置に。振り下ろす手の方向を向かないことに注意を要する。

 片手取から。転換して、押し込んでくる受に当身を入れて一教運動で振りかぶり、腰投のT字の足位置に。

 後両手取から。受を前に引き出して、前脚側の手を後脚側の手で外して持ち、前脚を大きく引いて腰投のT字の足位置に。 

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