午前と同じメンバーであったため、軽く身体を解した後、準備運動なしで稽古を開始。
テーマとしては、立技 諸手取りとした。捌きについては、相半身片手取りの延長線上で進めていく。入り方も①入り身で入る捌き、②転換から入る捌き、とバリエーションを分けて稽古を行った。
まず、入り身で入る一教~四教を稽古。
基本的な捌き方は相半身片手取りと同様。異なるのは、諸手で取られているため動きにくく/崩しにくくなる点。手首を取られた後、肘を屈曲させて受けを持ち上げるのではなく、手首の位置を固定し、肘を下げることで手首の位置を相対的に高くし、振りかぶりの位置まで導いていく。この時のポイントとしては、腕の脱力と正中線上を動かしていくことを意識する。
次に入り身で入る四方投げ、入り身投げ、小手返し、について稽古。
四方投げは逆半身片手取りと同様の捌き方で技に入る。ポイントは一教~四教と同様。
入り身投げは、切る/切らないの2方法の捌きを稽古。切る場合は手を取らせる位置をしっかりコントロールし、がっちり持たれないうちに手刀で切っていく。取らせる場合は、取らせた腕の反対側に入り、技に繋げていく。
小手返しも入り身投げと同様。
続いて、転換から一教~四教。
入り身よりも入りやすいが、やはり諸手は崩しにくいので、力が入りやすい。基本に沿った動きで崩していくことを意識する。
転換から四方投げ、入り身投げ、小手返し、について稽古。
入り身で入る捌きとの差異は上記一教~四教と同様。転換したときの方向が技の方向と一致するように注意。
最後に両手取りからの天地投げ、四方投げを行う。
天地投げはそれぞれの手の役割をしっかり発揮させることに重点を置く。漫然と両手で技をかけるのではなく、個々の所作で正しく効かせる。
四方投げは入り身で入る捌き、転換から入る捌き、それぞれ実施。
諸手取り、両手取りは捌き方のバリエーションが多く、各々の道場で学んだことを意見交換する形となった。それぞれを尊重しつつ、会として基軸となる技を検討していく。
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