3/05(土) 午前 稽古日誌

準備体操、基本稽古の一教運動、四方斬り、単独動作の転換の後、前回に続けて昇段審査向けの稽古を実施。なるべく多くの技を熟すことを心がける。


テーマとしては、立技 相半身片手取りとし、流れを意識して一つの基本動作が次の技のベースとなるようプログラムを組み、稽古を進める。具体的には、手の甲を上にして構え手首を取らせるものとして一教~四教、掌を上にして構え手首を取らせるものとして四方投げ、入り身投げ、小手返し、を行った。

これらについて、更に、①入り身で入る捌き、②後ろ転換から入る捌き、とバリエーションを分けて稽古を行った。


まず、入り身で入る一教~四教を稽古。

これは正面打ち一教の姿勢となるところまでのもって行き方にポイントを置く。腕に力が入り突っ張ると技がぶつかり入っていけなくなる。脱力して肩と手首を半径とする円弧を意識して振りかぶるよう心がける。また、振りかぶりに際して掌を垂直に返すこともポイント。振りかぶったところから先の所作は、正面打ちと同様に行う。


次に入り身で入る四方投げ、入り身投げ、小手返し、について稽古。

いずれの技も技に入るところの捌きで掌を上から下に返し、相手の手首に掌を添えるようにすることを意識する。四方投げはそのまま切らずに技に入り、入り身投げは切る/切らないの2方法、小手返しは切って技に入っていく。切り方も中段、下段と使い分けることを意識する。


続いて、後ろ転換から一教~四教。

基本的な捌き方は入り身で入る捌きと同じだが、動きの中で行うため、ともすると受けを振り回すような捌きになりやすい。大きく動いても相手を引っ張ったり振り回したりせず、最小限のコンパクトな捌きで崩していくことを意識する。


最後に後ろ転換から四方投げ、入り身投げ、小手返し、について稽古。

入り身で入る捌きとの差異は上記一教~四教と同様。むしろ、これらの投げ技の方が受けを振り回すような捌きになりやすいことを意識して稽古。スピードが乗ってくると離れた間合いでの技になりやすい点を指摘。相手の近くで技を行ずるよう心がける。


比較的順調にメニューをこなすことができたので、今回の進め方を意識しポイントを抑えて稽古を重ねていく。

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