3/26(土) 午後 稽古日誌

有段者のみの稽古であったので、普段はできない武器取り、組太刀を稽古。


武器取りは、以前にも稽古をした太刀取りから始める。

入り身で入る呼吸投げ数種、入り身投げ、小手返し、四方投げを行っていく。

これら個々の技についてもポイントがあるが、基本となる入り身の動作について重点的に稽古。入り身の動作をなんとなく行うと、体の開きが半身の位置までで止まってしまうケースが散見された。太刀が相手であり、斬りの軌道面に体が残る捌きは厳禁。しっかり身体を開き、斬りの面から体を逃がすことを意識する。

また、この捌きを意識すると身体のバネで飛び出すような挙動が見られた。意識としては、左肩を基準に前に身体が引かれていき、その軌道に右肩が揃うように捌くと適正な位置に入れることで自然な動きと捌きの両立を意識する。

転換からの太刀取りについては割愛。


続いて杖取りを稽古。

こちらも太刀取りと同様に入り身で入る捌きから行っていく。太刀と比較して武器の長さがあるので飛び込むような動きをしたくなるが、あくまでも基本の足捌きとすることを意識。また、間合いが詰まりすぎると崩していく中で窮屈になったり、引っ掛かりが生じたりするので、技毎の適正な間合いを意識するようアドバイス。


組太刀は一~五それぞれの理合を確認しながら稽古を進める。

特に、①受ける際に勝手に受けない(打ちを十分引き付ける前に勝手に太刀を回して捌く、など)、②各技における取りと受けの関係性を意識して行ずる(特に、攻守が入れ替わる五の太刀)、などを中心にアドバイスした。

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