11月7日(木)稽古日誌

 有段者のみの稽古であったので、先週に引き続き飯高師範の指導を反芻する研究稽古とした。 

 両手でボールを持つように転換。動作を切らせずに左右の持ち手を交代させる。 

 正面打一教表では、打込みに合わせた手を大きく振りかぶり相手を吊り上げてから被せるように倒す。前に押さないことが肝要。この動作は木剣の素振りを基にしている。木剣を振りかぶり、打ち込む前に自分の尻に当たるまでさらに振りかぶってから振り下ろす。 

 正面打一教裏では受がどこまでも斬りつつ前進してくることが前提。受が背面に入身、転換する。受の肘はあまり曲がらず、肘逆関節にさえなる。 (以下は師範の技では無いが)受の肘を曲げさせるためには、受の表に入り、打込みに合わせた手で受の顔面を切りながら、受の背面(裏)に踏み込みつつ肘を持ち上げる必要がある。転換しつつ受の肩を回して肘を裏の三角頂点に崩す。 

 四方投。持たせたら脚を踏み替えて受に対して90度の位置を取り、低い位置から腰をすすめて放物線を描くように振りかぶる。剣を振り下ろすように極める。 裏技も90度の位置を取ってから、肩を合わせて水平に手を回す。この時に受の手は取の背に乗せて伸び切るようにする。 

裏技でもう一つ別の捌き。転換して待たせた位置で振りかぶり、抜けて同じ位置で切り落とす。 師範の技の確認・復習はここまでとした。

以下、入身投げの研究。 ① 二重類の崩しがある。打ち込みに合わせ流し、受の頸(頭)を引き寄せて打ち込みの勢いで崩す。②奥まで入身して肩に手を置き、打手は軽く抑え、転換する際に腰から退がることで崩し落とす。②では受の前進を止めることになる。 大谷先生の指導では、肩に手を置くが引き崩さずに、受が前進してくるのを導くように寄せて投げていた。 

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