先週と同様に昇段審査を念頭に指導部で確認しつつ稽古した。
先週稽古した正面打ちに技(入身投、小手返、外回転投、内回転投、四方投)について動作を確認した。
正面打一教。受の打込(右)に対して自ら進んで手刀を合わせる。この時、受と接する右手には力を入れず、むしろ右肘で受を攻めるように。右膝を緩めつつ手刀で受の顔を切りながら、取の左肘を体幹に付けたまま左足を受の左右足の間に踏み込み重心の位置を奪い、受の右肘を一教運動で攻めつつ腰を右に切る。
半身半立ち正面打ち一教を前提に一教(立技)の変法を以下のように稽古した。
受の打込(右)に対して踏み込まず、振りかぶりだけで合わせる(取は手背で受の手刀を滑らせる)。左脚を踏み込むと同時に合わせた手刀を斬り下ろし(少し押し込みつつ)、受けの肘を曲げる。取りは右90度体勢を変えつつ受の肘を落とし込む。
半身半立ち正面打ち一教(表)。受の打込に腰を立てつつ振りかぶることで合わせる。左脚を踏み込むと同時に合わせた手刀を斬り下ろし(少し押し込みつつ)、受けの肘を曲げる。取りは右90度体勢を変えつつ立てていた左ひざを落とし、曲げた受の肘に重みを加えて受を畳まで崩し落とす。
半身半立ち正面打ち一教(裏)。受の打ち込みに腰を立てて振りかぶることで合わせる。転換して腰を落とす際に肘を帯元に引き落とす。
正面打ち五教。一教(二教、三教、四教も同様)では打込に手刀を合わせるが、五教では受の肘をまずしっかり止める。その後で親指を上にして手首を掴む。この時に受けの手首を捩じれるように奥をつかむことがコツ。表技も裏技も手首を捩じりつつ、肘を真下に落とす。
武器の取りあげ方として
① 取は膝を受けの脇腹と、手首を抑えた取の小指側手に当てて、膝を開きつつ受手首を四教の要領で圧迫して受の手を開かせる。
② 受は手首を掴まれているので、抑えられても肘と畳の間には隙間がある。肘を上から圧迫して逆関節をかけて、受が肘を曲げようとした瞬間に合わせてZ型に決める。
③ ➁とは異なる方法として、受けの手背を畳にこすり付けるようにしてZ方に誘導する。
受が短剣を手放したのち、取りは短剣を取って立ち上がり、刃を自らに向けて受に手渡す。
片手取半身半立ち四方投。表技 少し高い位置から手を帯元に自然に落とす途中で持たせる。腕に力を入れず四方投に入ってゆくことポイント。
裏技ではまず転換。膝行の要領で腰を立てずに、転換の途中で持たせる。
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