3/19(土) 午前 稽古日誌

昇給審査対象者が参加した稽古であったので、審査向けの稽古を実施。

稽古内容としては、正面打ち一教・二教・入り身投げ、横面打ち四方投げの4項目。


正面打ち一教・二教に関しては、昇段審査に向けた稽古と同様に基本は一教の崩しとし、崩したところで手を持ち替えて二教に入っていくこととした。

一教に入っていくところでは、腕を伸ばして技をかけようとする傾向が見えたので、改めて体が入っていくことで技を行うことを意識してもらった。


また、この中で各人の正面打ちの癖に気づき、2つの点について修正を行う。

① :なんとなく手刀を頭部に伸ばすだけで攻撃になっていない

対策:受けが額の位置に掌を構え、取りがしっかり打ち込めるまで繰り返す

② :正面打ちの方向が中心から外に払うような方向で打っており、すかし/流しで捌かれた場合に肘打ちを決められる軌道になっている

対策:前腕の向きが外に開いていると問題の打ち方になりやすい。武器(太刀)を扱う時と同様に正しい方向で打つことを心がける

いずれも稽古の質を高めるためには必要なポイントであり、今後の稽古でも適宜フォローしていく。


正面打ち入り身投げは正面打ちを捌いた後のポジションを確認。どうしても浅くなり技がかかりにくくなるので、しっかり相手(受け)の背後を取り、相手(受け)と身体を一体化させて技をかけていくことを助言する。

また、投げに入るところで体が遅れたり、相手(受け)を肩に担ぐ形となり、投げを打てなくなる状態が見られた。どのような位置で、どのような投げの姿勢を取るのか、しっかり意識・認識して技を行うよう助言。


横面打ち四方投げは、転身からの捌きで行う。

初級者なので、受けが横面を打ってくる動作をコピーして取りも同様に横面を打ちに行き、そこからの流れで相手の手首を取りに行くことをポイントとして稽古。

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