冷えた畳で足底が痛くなる寒い夜の有段者のみの稽古。 ウォーミングアップとして転換。取は転換後に受の押し込みを腰で抑える。抑える力を抜いて振りかぶり呼吸投へ。
今回は片手取りの研究稽古とした。 片手取からの一教。持たせた瞬間に後脚を前脚にそろえるように当身。前脚を受けの脇に踏み出し受の肘を落として崩す。取は自らの肘を押し込むように受顔面に手刀を突きつけると受けの肘が浮くので一教に。
もう一つの方法。高い位置で持たせて、座技呼吸法の要領で受の肘を浮かす。なかなか難しく、繰り返し稽古要。これができれば二教への応用も容易。
片手取からの三教。当身を入れて、持たせた手を振り被り潜って受顔面に手刀を押し付けて、三教に持ち替える。初心者に三教を指導する際に最も簡単な動作。受けの肘を伸ばさずに(肘の曲がりを維持したまま)切り落として肘裏を抑えることが肝要。
同じ動作で回転投げ。受顔面に押し付けた手刀を後に引くのではなく、真下に落として受の膝を切り、受けの頭を下げさせることが肝要。
片手取から小手返・入身投に入るための手解きについて研究。「上段・中段・下段いずれの持たせ方からも小手返・入身投に入れる」と指導を受けたが、上段→入身投、中段→四方投、下段→小手返 が無理ない動作であるというのが、現在の我々の技量での結論。
最後に片手取からの、入身投、小手返の掛稽古とした。寒くて解いた手がうまく取れない。
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